上記画像が正常に見られない方用↓


【股関節の痛みの原因を自分で取り除く!】


変形性股関節症が改善する 「ノルディックウォーク」 矢野英雄(富士温泉病院名誉院長)

手術に頼らなくても、股関節の機能を十分再建できると考えています。
その手段の一つとしてスキーのストックに似た2本のポールを使って歩く「ノルディック・ウォーク」 五つの効用。

@歩行姿勢が改善する。
A歩行速度が向上する。
B足の筋緊張が取れ、股関節が固まることが改善する。
C疲れずに楽しく、 多く歩けるようになることで気分が高揚し、生活意欲も高まる。
D転倒やつまずきの危険が少ない安全なトレーニング方法で、ポールさえあれば近所で手軽にできる。

杖は、体を支えて歩くための道具なので、必然的に前かがみの姿勢になります。両手にポールを持って立つだけで、おのずと背骨や腰が伸びた起立姿勢が取れます。
そして、ポールをつきながら歩くことで、上半身も含めて体全体を使った、リズミカルな歩行が可能になり、歩行中のバランスの取り方や重心移動もスムーズになり、歩行姿勢が改善するのです。
そして、歩行姿勢が安定し、自然と前足を大きく踏み出せるようになる結果、歩幅が広くなり、歩行速度も速くなります。
ノルディック・ウォークは、あまり疲れや痛みを感じずに、自力で楽しく歩ける喜びを与えてくれます。 心と体の痛みが癒え、ポールを使用することで全身を正しく使って歩く訓練が自然にできるので、股関節の症状も回復に向かうのです。
以上のことから、ノルディック・ウォークは、変形性股関節症の予防や改善に大変有用ではありますが、どれくらいの頻度や時間で行うか、という適正な運動量は、一人一人の体の状態や症状によって異なります。
股関節に痛みと過剰な負荷を与えないよう、きちんと自己管理をしながら、生活に取り入れていただきたいと思います。



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